尾瀬至仏山登山 2017/9/10日

 予てからの夢がやっと実現しました。行きたい行きたいで早30年が過ぎました。70歳になって行動です。当初は7月31日の予定でしたが大雨で宿の予約を延期しての万全体制を取りました。そのお陰でこの2日間は夢(?)の様な「ハレ!」です。「やっぱりおこないがいいと違うもんだ。」と朝の6:30、宿の山の鼻「尾瀬ロッジ」を出発です。又趣味の一つであります山頂でのアマチュア無線運用です。ハンディトランシーバーと重たい鉛バッテリーを背負っての山頂行きです。



写真は9/10日朝の至仏山です。

至仏山は2228mで火山ではなく隆起した山だそうです。植物保護の点から解禁は7月からとの事です。
登る前はなんとなだらかな優雅な山でしょう!と思っていたのですが、これから来る辛い登りがあるとはとても考えておりませんでした。しかし山頂からの尾瀬湿原や燧ケ岳が一望に、、、との歌い文句に30年待ちました。
では行きます。
山ノ鼻田代を歩き森に入ります。早速「クマに注意!」です。出没はこの登山道が一番多いそうです。クマよけ鈴の音色を確認し入ります。

途端に一番きらいな階段道がお出迎えとなりました。この状況を3時間も費やすとは、、、。ところが右の写真の如く、今度は凸凹の敷石歩きです。この階段と敷石道を延々と歩く事に、やっぱり健脚向けなんだ~!けど負けるな!と自分に叱咤です。
そろそろ森林限界が見えて来ました。1700m位でしょうか?
今度は蛇紋岩という赤茶げた岩を両足、両手で登ります。う~ん登るのを待つのが長すぎました。こんなに高齢になってしまってから、、(愚痴を言わない!喝)
好きで登っているんだから文句言うな,です。はい!

右は高天ヶ原付近です。標高2100m程来ました。振り返ると眼下には尾瀬ヶ原と燧ヶ岳が見えています。最高の見晴らしです。

何度か「あの尾根の向こうが山頂?」に騙され、4回目でやっと2228mの山頂に到着です。山頂は広くないため戸惑っていましたが、チャンスで撮って頂きました。感激!感激!です。しかしこの登山道はきついです。併せて無線用電源の鉛バッテリーもザックに入れてありますので直さらです。10:30でした。4時間かかりましたね。

山頂でのアマ無線移動運用ですが、混み合って無理です。少し離れた窪地で行う事にしました。下山の時間を考え、11時~12時の1時間程です。沢山呼んで頂きました。ありがとうございました。時間がなく長時間は出来ませんでした。

右は下山側の小至仏山(2182m)です。40分程でしたが誠にきつかったです。気持ちは「下山」なのです、もう登るなんてイメージしてないのですよ。

小至仏山到着です。
以下はもう下るのみでしたが、こちらも大きな岩がごろごろの山道です。疲れが重なり岩の目測部に足を乗せるつもりが外してしまい的を得ない事が再三です。(高齢になるとわかりますよ~です)、、、処が森林限界に入るに連れて登山道が右の写真の様に水平木道が何回かありました。水平に歩くこの気持ち良さ!最高ですね。

14:50分鳩待峠到着しました。お疲れ様です。
う~ん、次は燧ヶ岳を、、はまだイメージ出来ません。もう動力がない山は無理ですかね。