PSK31通信I/Fの自作

昨年来ちょっと興味を持ち始めましたが、自分のPC(ノート)は音声再生ジャックはありますがシリアルポートや録音ジャックがありませんので悶々としていました。しかしPCショップ「PCデポ」で「USBで使えるオーデオコンバータ」なるものを発見しました。¥2300程です。悩んだあげく購入しPCからの送受信を試した所、PC内のサウンドシステムを手動変更しなくともUSBに差し込むだけでPC側サウンドと切替わるのが解りました。
これによりフリーソフトのPSK31通信用MMVARI(V0.45)をダウンロードして音声を取り込んだ処「CQコール等」が表示され「これは面白そう!」に至りました。

次は送信です。使用の無線機FT-450Mにデータ通信用6Pジャックがありますので、それとMMVARIを使って無線機にダミーロードを継いでPTTは手動開閉して送信テストです。今一方の無線機で受信音をワッチしますと「ピロ、ピロ音」が聞こえてきました。出来る!の確信となったのですがPTT切替は??、市販のI/Fコントローラは¥6000~¥うん万円です「高い!、失敗したらもったいない。」とで、じゃ~自作しかないとなった次第です。

秋月電子のURLを覗いて目に入ったのが「ただの音センサー」¥840-でした。取説を読んだ処これは行けそうと購入しました。これはPICマイコンチップを使った音センサー基板で音声が「基準時間以上連続で入力されると連続出力される」というものです。いわゆるVOX制御です。音声入力部はECMマイクとなっていますが、ここへ手持ちのサンスイST-23オーデオトランスに変えて入力を試みた処「バッチリ!」です。
出力が出ますのでこれをPTT信号とすればOK、よって手持ちの2SC1212AトランジスタとDC5Vリレーを使いPTT信号を完成させました。
(下の写真参考)(回路図はここをクリック)

又、これら一連のハード側を行いますが、合わせてTSSへ変更申請を行いました。(方法はネット検索しますと多々書かれています)

製作費用が占めて¥3200+αと格安で出来ました。手持ち部品があった為もありますが今後多々運用して確かめて行きたいと思います。
【次にあい路になった事項】  
送信出力が終了してもPTT用Ryがチャタリングしっぱなしとなる。  この対策は2SC1212Aのコレクタ側に470μFの電解コンデンサを入れる事で直りました。当然Ryと並列に逆耐ダイオードV03Eを入れてましたが効果がでませんでした。  
PCで一部のマウスやEnterクリック信号が送信される。  ハムログでコールサイン入力後Enterを押しますと、過去ログデータが表示されますが、これには音声が伴っているのでその時間分音声出力と認識され、PTTがONとなり電波が発射となります。この解決はPCのサウンドを「Windors標準⇒サウンドなし」に変更しました。これにより不要発射がなくなりました。 

作動チェック中です。
 
ただの音センサー基板完成